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ステンドグラスとは
ステンドグラスとは、アートガラス(色ガラス)を鉛でつなぎ合わせたもので、窓にはめ込むパネルやランプ等の作品が主流です。 日本では未だ認知度が低く、ステンドグラスの制作工程を知っている方は少ないと思います。 ランプの制作工程をざっくり説明すると、デザイン→型紙→デザインに合ったガラス選び→ガラスのカット→カットしたガラスを削る→カパーテープ(銅テープ)をガラスピースに巻く→ハンダ付け→ハンダ部分の染色→仕上げのワックスで完成です。デザイン、ガラスのカットやハンダ付けと技術を要する工程も少なくありません。材料のガラスも安くはありません。 いかがでしょうか?作家さんが販売している作品や、工房さんにパネルやランプの見積もりをされたことがある方が金額にびっくりしたことがあるかと思います。材料費、制作日数、技術など本物のステンドグラスというのは決して安価な物ではございません。 しかしステンドグラスの敷居が高いわけではございません。工房は全国にあります、体験レッスンを用意しているところも多いです。ぜひステンドグラスに興味を持って頂けたならお近くの工房に相談してみてください。 本題に戻って、ステンドグラスの材料でメインのアートガラス(色ガラス)について少し説明させて頂きます。 アートガラスは、ガラスの上から色を塗るのではなく、ガラスの原料の中に色々な金属を混ぜて、ガラスそのものに色を付けてます。花によく使われるピンクはガラスに純金を混ぜることで発色しています。青色はコバルト、銅を混ぜて発色しています。このように鉱物を塗るのではなく混ぜて板ガラスを製造することで何十年、何百年と色あせることなくランプやパネルとなり輝き続けるのです。